「向こうは線引きしているようで…」 羽生結弦の親族が語った電撃離婚への“違和感”

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向こうは随分と線引きしているようだったので…

 スポーツ紙のデスクによれば、

「羽生さんは自身の公式SNSを使って結婚発表を行いましたが、その時、お相手の素性に関する情報を一切明かしませんでした。9月16日になって、ネットメディア『週刊女性PRIME』が匿名で麻裕子さんのプロフィールを報じて以降、ようやくわれわれの知るところとなったのです」

 報道規制が敷かれた背景には、羽生の母親と姉という二人の女性の存在があったとも。

「お母様は羽生さんの現役時代から遠征も含めて常に付き添い、食事を作り荷造りをしてとかいがいしく世話を続けてきました。お姉様はマスコミ対応を担っており、羽生さんが練習の拠点とする『アイスリンク仙台』で、彼を周囲の目からガードするべく働いてもいます。以前から羽生さんに関する情報は、この二人の女性によってコントロールされてきたとみられているのです」(同)

 そこで、羽生の父親の親族に聞くと、こう当惑気味に答えた。

「結弦君とは結婚する前から話をしていないので、離婚の件はニュースで知りました。落ち着いたら連絡しようと思っていましたが、向こうは随分と線引きしているようだったので……。結弦君が結婚した時、父親におめでとうってメールをしたら、返信がなかったんです。新居に物を送ろうとしても、父親は“前の住所によろしく”って言っていました。そこは徹底した考え方があるのでしょう。だから、しばらくは見守っておこうかなって」

 国民栄誉賞受賞を持ち出すまでもなく、羽生が国民的な人気者なのは言うまでもない。国を代表して五輪など国際大会に出場し、素晴らしい成績を残し、多くの人に感動を与えた。プロ選手に転向してからも華々しい活躍ぶりを見せている。結果、それらはまた、彼がある種の「公的」な存在であり続けていることを知らしめているといえるだろう。

母子密着型

 彼は離婚の原因について公式SNSで、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材と報道を挙げ、〈現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした〉とつづっている。

 しかし、これらの原因を額面通りに受け止める人間ばかりではない。前出の週刊文春には、本人や親族が取締役を務めるファミリー企業で、末延さんだけが取締役に入っていないのを「不思議なこと」として、質問状を送ったと書かれている。

精神科医の片田珠美氏は、

「羽生家は明らかに母子密着型です。さらに、父親が練習の送迎を担っているとの報道もあり、家族全員の一体感が強固だと思われます。そのような家に嫁いだ場合、一般的にはなじむことが難しい。外部から来た者を排除する傾向が強いからです」

 評論家の呉智英氏も、

「彼の言い分にはやはり違和感があります。国民栄誉賞を授かったほどの方ですから、結婚にまつわる報道がある程度は出ることくらい想定できたはず。また、本当に迷惑な被害を受けたのなら、警察に通報するなどさまざまな対応の仕方を考えてもいい。いくら何でもメディアやファンが原因で、あっと言う間に離婚するというのは理解しがたい。本当は他の事情があり、それを隠したいのではないかと思ってしまいます」

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