サントリー新浪社長が「345億円不正流用事件」に関わっていた? 逮捕された首謀者に“出所祝いを出した”との証言も

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新浪さんにしょっちゅう電話していた

 A元専務も約9千万円の分け前を受け取っていたことは前述したが、羽振りの良さを感じさせることはなかった。

「私と飲んでいる時は“心ここにあらず”といった感じのことが多かったので、すでに投資がうまくいかなくなっていたり、興行主への支払いが滞ったりしていたのではないでしょうか」

 ローソンが不正流用について公表する直前には、

「Aが新浪さんにしょっちゅう電話していたのを覚えています。また、Aから、“プレジールの社長の家を見に行ってほしい”と頼まれたこともありました。“連絡がつかないから”と。逮捕前、ローソンエンタの別の社員から“Aが逮捕されるらしい”という話と、事件の概要を聞きました」

A元専務に取材すると…

 この証言についてA元専務は何と言うか。

――Aさんと新浪氏が投資について電話で話すのを聞いていた人がいる。

「ええ」

――そのやり取りというのは、Aさんが新浪氏に、数億円「投資します。いいですよね?」と投資の許可を得ているものです。

「……」

――話を聞いていた人が何の投資かと尋ねたらAさんは「肉の先物」と答えたと聞きましたが覚えている?

「……」

――プレジールの件で流用されたお金は豚肉事業などへの投資に使われたようですが、これは新浪氏も投資について把握していた、ということではないのか?

「申し訳ないですが、これ以上お答えできることはありませんので……」

 音楽プロモーターの証言について、新浪氏にもサントリーを通じて取材を申し込んだところ、以下の回答が寄せられた。

「新浪と元ローソンエンターメディア専務のA氏とは、ご質問のような関係は全くございません」

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