池田大作氏の遺産相続はどうなる? 「途方もない額の動産が」

国内 社会

  • ブックマーク

「相続税の修正申告だけで済めばいいが…」

 しかも、学会と公明党の悩みの種は、求心力の低下に起因する学会員減少及び集票力の低下だけではない。

「過去に矢野絢也氏(91)も指摘していた問題ですが、池田名誉会長は学会の会計で個人的な趣味の美術品などを購入していた。何が学会の資産で何が個人のものなのか曖昧な、途方もない額の動産などが存在するとみられています。かなり以前から、顧問弁護士らが整理を進め相続税対策を立ててきたはずですが、今後、国税局との間で個人の資産の規模に関して“見解の相違”が生じる可能性がある。その場合、相続税の修正申告だけで済めばいいですが……」(前出・学会関係者)

 巨大組織を見舞ったドン喪失の激震。多方面への大きな余波はしばらく収まりそうにない。

週刊新潮 2023年11月30日号掲載

特集「カリスマか俗物か 国政を牛耳ろうとしたドン 『池田大作』野望の果て」より

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。