“あざとかわいい”で過去イチの売れ行きも…「自覚はないんです」 グラドル「まるぴ」が覗かせた意外にも(?)真面目な素顔

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昨年まで“兼業”だった

 躍進著しいまるぴだが、昨年9月までは芸能活動とOLを両立した兼業タレントだった。

「IT会社で一般職をやっていました。学生時代から憧れてきた会社で、芸能活動もやりつつ働きたいとお話して内定をいただいていました。働いている部署のみんなも応援してくれていて、初めての雑誌の表紙はOL時代だったんですけど、同期の子が買ってきてくれました」

 ただ入社してから、芸能人まるぴとしての活動が加速度的に忙しくなっていった。真面目な性格から芸能の仕事、企業での仕事のどちらも全力で取り組もうとしたが、物理的に難しくなっていった。

「時間が足りないというのが一番大きくて。例えば、芸能の仕事ではアンケートを書いたり、台本を読んだりと準備が必要ですけど、平日は仕事があるのでなかなか時間が作れない。演技のお仕事で『1週間のスケジュールください』と言われても、長期の休みは取れない。チャレンジできるチャンスがあっても、それに進んでいけないことに自分の中ではもやもやするものがあって」

 平日はIT企業での業務、帰ると翌日の資料を作った。そして土日は撮影などまるぴとしての仕事が待っていた。あまりの忙しさに、OLとして働いているとき、突然涙が出てきたこともあった。真面目な性格から、芸能、会社の両方の期待に応えられてないと自らを追い込んだ。

「期待に応えることを何より優先しているんです。それなのに芸能の仕事でも、一般の仕事でも期待に応えられない。そういう状況は不誠実だなとも思っていました。芸能も一般のお仕事もどちらもやりたいことだったけれど、芸能の仕事の方がより直接恩返しできると思ったので、芸能一本にしました」

 道半ばで諦めたOLだが、その経験が芸能活動でも生きているという。

「芸能は普通のお仕事じゃないと、一般の仕事と分けられるじゃないですか。でも私はどちらも変わらない仕事だと思っています。OLの時だったら、こういうプロジェクトを動かしたいと、それに向けて準備をする。芸能でもアンケートを書く、台本を読む、打ち合わせをするとか、いろいろな準備段階を経て、完成されたものを出します。なので、OLのときに培った、順序立てて仕事を進め、終われば問題点を改善するというPDCAを考えながら仕事をしてます。そういう真面目なところも芸能の活動で生きているのかもしれません。自分の真面目さってネガティブに思っていたんですよ。つまらないなって。でもこの仕事で初めて真面目さが生きたなと思っていて、今はどんどん自分が好きになれています」

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