立浪監督の中田翔(34)へのラブコールに、ハシゴ外しの“陰謀説” 「安楽問題」も逆風、獲得球団ゼロなら「巨人出戻り」

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“中田出戻り”は巨人に打撃

「立浪監督も本当に欲しいのは山川です。可能性がある限りは諦めないでしょう。中田は事前に中日が獲得に乗り出す感触を把握していたからこそオプトアウトしての退団を選んだはずです。最低でも中日には行けると思っているのでしょうが、保険にみているのは中日も同じ。万が一、山川を獲得できれば中田は不要になります。立浪監督と親会社の考え方が最終的に異なることはあると思います。中田にしてみれば、話が違うということになるでしょうが……」

 同OBが続ける。

「獲得球団が出てこなければ、中田は巨人と再契約ということになるでしょう。トレードで移籍を目指していくかもしれませんが、3億円の選手のトレード成立は簡単ではありません。構想外となった巨人に出戻りしてポジションを争うことになれば、混乱や不協和音を生じかねません。はしごを外すことが故意かどうかは分かりませんが、中日はさほど効果的ではない補強による多額の出費を避けた上、親会社が新聞社同士で敵視してきた巨人に少なからず打撃を与えることができます」

 中田が正式に巨人選手ではなくなる12月1日以降、複数球団による争奪戦に発展するのか、中日の一本釣りか、それとも……。間もなく方向性は見えてくる。

デイリー新潮編集部

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