立浪監督の中田翔（34）へのラブコールに、ハシゴ外しの“陰謀説” 「安楽問題」も逆風、獲得球団ゼロなら「巨人出戻り」
ロッテ、楽天は中田のスネの傷に抵抗感
中田には、中日以外ではロッテ、楽天が移籍候補に挙がっていたもののアクションはない。どちらも補強費は潤沢ではないことが背景にある上、いまだ中田の日本ハム時代の暴力問題が尾を引いているようだ。
ロッテは日本ハム時代にコーチだった吉井理人監督や兄貴分として慕った金子誠戦略コーチが所属し、現場には受け入れ態勢があっても「製菓メーカーで、これまでもイメージを大切にしてきた親会社は後ろ向きです」（ロッテのチーム関係者）。
楽天もここに来て雲行きが怪しくなってきた。安楽智大投手に突如、浮上したパワハラ疑惑の影響である。
「球団の調査結果次第で安楽は退団に追い込まれるかもしれないという重大事。森井（誠之）球団社長はハラスメント根絶に強い姿勢を示したように、徹底的に解明に努めるでしょう。中田は日本ハムの問題で無期限出場停止処分を受けながら間もなく巨人にトレード移籍し、処分はうやむやになりました。この状況下で、楽天はケジメがついていない中田を獲りにいくことには抵抗感があるのではないでしょうか」（在京球団の編成担当）
中田はDHがあるパ・リーグで、子どもと離れずに済む在京球団が意中と言われてきた。ロッテ、楽天ともに不調に終われば、中田は「保険」に位置付けていたであろう中日の獲得方針が一本化されることを待つしかなくなるのか。
前出の中日OBはしかし、それすら保証がないという。
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