立浪監督の中田翔(34)へのラブコールに、ハシゴ外しの“陰謀説” 「安楽問題」も逆風、獲得球団ゼロなら「巨人出戻り」
中日はあくまで山川獲り最優先
セ・リーグではDH(指名打者)制度がないため、中日は中田を一塁手で起用することになる。今季の一塁はチーム最多の90試合に出場したダヤン・ビシエド内野手や、今季途中に日本ハムからトレード移籍した宇佐見真吾捕手らが控える。現役ドラフト入団からブレークした細川成也外野手も一塁で28試合に出ている。
「(巨人時代の守備は一塁だった)中島は代打要員でしょうが、中田が加わると、一塁は過剰感があります。高年俸(24年まで3年総額11億円で契約)のビシエドをトレードできるならともかく、いれば使わないはわけにはいきません。立浪監督は何を考えているのか。自分の就任後に若手主体のチーム編成に舵を切ったこととも矛盾する。日本ハムで暴力問題を起こしたように、他選手に好影響ばかりを与える選手ではない。新たな火種を抱えることになるので、球団が及び腰になるのは理解できます」(同)
中日は当初FA選手で優先順位ナンバーワンだった山川穂高内野手(西武からFA)も調査中だ。複数の球界関係者によると、山川はソフトバンクへの移籍が濃厚とされながらも中日は獲得の可能性を探っている。中田については山川を断念した場合に獲得に乗り出すかどうかを、球団と親会社が慎重に協議を重ねているという。
[2/4ページ]