立浪監督の中田翔(34)へのラブコールに、ハシゴ外しの“陰謀説” 「安楽問題」も逆風、獲得球団ゼロなら「巨人出戻り」
中日入りは年俸譲歩が条件?
プロ野球巨人の中田翔内野手(34)が出場機会を求め、今季から結んだ3年契約を途中解除することが決定し、約2週間が経った。フリーエージェント(FA)市場では広島からFAとなった西川龍馬外野手がオリックス、オリックスからFAの山崎福也投手は日本ハムへの移籍が決まった一方で、中田を巡っては中日の立浪和義監督が「勝負強い打者。打点を挙げてくれる選手には魅力を感じる」とラブコールを送ってから、中日を含めたNPB球団に目立った動きがない。現在はまだ巨人の選手で、12月1日公示の保留選手名簿から中田が外れるのを待って獲得に乗り出すのが筋ではある。しかし、巨人は既に中田を自由契約にすることを発表しており、水面下の駆け引きが顕在化してきても不思議ではないのだが……。
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さる中日OBは、「中田は年俸と年齢が高いため、手を出しづらい選手であることは確か。中日は立浪監督が興味を持っていても、球団は当初から乗り気ではなかったようで、獲得の方針を固めたところまではいっていないと思います。引き受け手がなく、残るしかない状態に追い込まれるかもしれません」と巨人との再契約の可能性にまで言及する。
中日は11月24日に、いずれも今季の所属チームを戦力外となった前巨人の中島宏之内野手、前ソフトバンクの上林誠知外野手、前阪神の山本泰寛内野手ら4選手の獲得を発表した。中田の名前はなかった。
中田は来季年俸3億円で、契約は2025年まで残っている。戦力外選手の獲得ならいざ知らず、シビアな球団経営で知られる中日にとっては即断即決とはいかない。年俸3億円は今季の日本人ではエースの大野雄大と同額で、野手に限ると断トツだ。
「中日が獲得する場合は、中田は相応の減俸を受け入れるとか、条件面で巨人時代から大幅に譲歩することが前提になるかもしれません」(同OB)
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