維新におびえて妨害工作? 丸川珠代議員が衆院鞍替えで「心配だらけ」の理由とは

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SNSの告知を悪用した?

 小野氏は丸川氏と同じ東大卒。大手コンサルティング会社を経て、平成24年には熊本県副知事に就任したエリートだ。国政に転身するや、議員在職日数が1日でも文書通信交通滞在費が満額(100万円)支給される、政治資金の実態を公表して注目を集めた。

「小野氏は区割変更の関係で、次回は丸川さんと同じ7区からの出馬になる。7区には“パワーカップル”と呼ばれる高収入同士の若い夫婦が好んで住む港区も含まれます。彼らの多くは維新の支持者なので、小野氏は選挙区での勝利に自信を深めているそうです」

 丸川氏の焦りは募る一方。維新幹部が言う。

「最近、小野が駅頭での演説に出向くと丸川さんの秘書や事務所スタッフが先回りしていることが相次いだ。小野は事前に演説の時間と場所をSNSで告知していたので、それが悪用されたとしか考えられない。小野は“大臣経験者のやることか”とあきれていますよ」

 その丸川氏には、さらに頭を悩ます問題が。

「夫の大塚拓さんは同じ自民党の衆院議員ですが、彼のウリは“丸川の旦那”という程度。選挙も弱く、知名度のある“女房頼み”なんです」(自民党幹部)

 次回から、頼りの女房は自分の選挙で手一杯になる。

「丸川さんの支援がないと、彼の当選は相当厳しい。仮に落選すれば夫婦関係はギクシャクするでしょうね」

 公私ともに現実は厳しい。

週刊新潮 2023年11月23日号掲載

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