「ベストヒット歌謡祭」で旧ジャニーズが復活の狼煙 テレビ局員が驚いたデータの中身とは

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人の噂も75日

「読売テレビは東京キー局のようなジャニーズ批判、スポンサーへの忖度などは関係ありません。ジャニーズという看板は下ろしたものの、ファンクラブの会員が激減したとは聞かない。コンプラインス的に性犯罪は確かに問題ですが、それは故人であるジャニー喜多川氏によるものであって、旧ジャニーズ所属のタレントが悪事を働いたわけでもない。むしろ今、彼らは被害者であるとも言えます。それに『ベストヒット歌謡祭』には、旧ジャニーズ所属でないDa-iCEやFANTASTICS、さらに“辞めジャニ”の香取慎吾らも出演したことで、うまく批判をかわしました。抗議の電話やメールなども意外なほど少なかったそうです」

 若者からの支持を得たわけだ。

「“人の噂も75日”とはよく言ったもので、旧ジャニーズ所属タレントや放送局を批判していた人も、すでに怒りが続かなくなりつつあります。そもそも、批判していた人そのものに利害はありませんから。そこで、9月の謝罪会見から75日に近い11月18日、日テレは『ベストアーティスト2023』の発表を行ったのです。懸念されていたCMも完売と聞いています」

「ベストアーティスト2023」の出場者は、まだ第1弾の27組が発表されたのみだが、すでに今年の「紅白」出場者と13組が被っている。

「そこに『紅白』には出場しない旧ジャニーズ勢5組が加わっているわけです。『紅白』スタッフは今頃、臍を噛んでいるかもしれません。“旧ジャニーズ・ゼロ”の決断は、あまりに拙速過ぎたかもしれません。今後は旧ジャニーズの争奪戦になる予感がしますね」

デイリー新潮編集部

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