「池田先生の“ミイラ化計画”があった」 池田大作氏、五つの墓のどこにも入れない事態に?
どこに埋葬される?
となれば大権力者の遺骨をどこに納めるのか。そもそも池田氏ゆかりの墓だけで全国に五つもあって、かつて本誌(11年6月9日号)は日本各地に散らばった墓を調査している。
一つ目は、池田氏の地元である東京都大田区大森にある菩提寺に建立されたものだ。
先の事情通が言うには、
「もともとは池田氏の実父が戦死した長男、つまりは池田氏の兄を供養するための墓でしたが、この寺は真言宗のため学会とは宗派が異なります。実家と最もゆかりが深い墓とはいえ、池田氏が埋葬されることはまずないと思ってよいでしょう」
そして二つ目の墓は、八王子市内にあるという。
「3千坪ほどの広大な土地にある高尾霊園ですが、この土地は、元々学会が日蓮正宗とケンカ別れする以前に、総本山・大石寺に寄進したものです。学会の初代会長・牧口常三郎氏や2代会長の戸田城聖氏らのお墓もあって、池田氏はその区画の周辺を学会用に押さえていましたが、現在は日蓮正宗が運営をしていますから、破門された彼が埋葬される可能性は限りなく低いと思います」(同)
無宗派の墓苑
三つ目は鎌倉の「鎌倉霊園」で、学会とは距離を置いていた池田氏の次兄が、実母と入るため生前に購入した無宗派の墓苑だという。
学会を取材するジャーナリストによれば、
「3代目会長となっていた池田氏にとって、実母や兄を折伏できなかったうえ、学会の系列ではない墓苑に入ったとなれば示しがつかない。そこで当時は関係が良好だった大石寺に新たな墓を建立し、母親を分骨しようとしたそうです」
これが四つ目の墓であり、池田氏自身も入るつもりで建立された。実際、立派な墓石が並んでいるが、池田氏は破門された身であるために、今後も埋葬されることはなさそうだ。
そして最後の五つ目は奈良県生駒郡の法雲寺にある。80年代、こちらの寺の住職とじっこんだったという池田氏が墓を建てたとされるが、やはり日蓮正宗の寺であり、池田氏を埋葬することはあり得ないのだ。
[2/3ページ]