「池田先生の“ミイラ化計画”があった」 池田大作氏、五つの墓のどこにも入れない事態に?

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 今月23日、創価学会員を対象にした池田大作名誉会長の「学会葬」が執り行われた後、一般向けの「お別れの会」も予定されている。国内最大級の宗教組織を率いてきた人物だけに、ゆかりの墓だけで五つ。遺体のミイラ化計画もあったと聞けば、永眠の地はどこになるのやら。

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 レーニンや毛沢東、金日成は、死後に特殊な処理を施されて半永久的に遺体が保存、いわゆるミイラ化されている。権力者の威光を死後も利用したい組織の狙いが見て取れるが、翻って池田氏の亡骸である。

 さる18日に荼毘(だび)に付されたと学会は発表したが、以前から組織内部では、先に挙げた歴史上の人物になぞらえてか、池田氏の遺体を保存する計画が検討されていたというのだ。

“ミイラにできないか”

 池田氏が公の場から姿を消して1年後、本誌(「週刊新潮」)の取材に元公明党委員長の矢野絢也氏は、こう明かしていた。

「私が公明党書記長をしていた70年代に、ある幹部から“池田先生が亡くなられた後、ミイラにできないか。レーニン廟みたいなものを作りたいんだ”と相談を受けたのです。当時は学会上層部で真剣に検討もされていた。ただ日本では法律的に不可能であることがはっきりし、そのまま立ち消えになりましたが」

 別の事情通に聞くと、

「2000年代に入ってからも、池田先生の体調が芳しくないという話になるたび、先生にもしものことがあった場合を考えて、レーニン廟のような“池田廟”を作り、会員が永遠に先生を祭れるようにしたいという話が幹部の間で交わされることがあったようです」

 一連の計画は、池田氏が荼毘に付されたことで灰と消えたとはいえ、古参会員であればあるほど故人をしのぶ気持ちは深い。彼らの思いを受け止めると同時に、永眠の地を組織の結束を維持するための一助にしたい。学会の上層部がそう考えるのは容易に想像がつく。

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