NHKを悩ませる紅白歌合戦「韓流グループ依存問題」 過去にネトウヨがデモを起こしたことも
神経質な対応
13日の出場者発表会見でも、NHKの苦慮する様子がうかがえたという。
「ある記者がStray Kidsに向けて、なぜ大みそかに韓国の番組ではなく日本の紅白に出場するのか、という質問をしました。その受け答えは至極当たり障りのないものでしたが、NHKサイドは会見後、記者らにこのやり取り自体を使用しないようにお願いしたのです。日本人メンバーのいない韓流グループの取り扱いに、非常に神経質になっていましたね」(前出のスポーツ紙記者)
ジャニーズ勢がいなくなった分を韓流グループに頼りたい。しかし、依存し過ぎると、それはリスクになる――。現在、NHKはそんな悩ましい状況に置かれているのではないか。
視聴率を支えているのは誰?
さて、今回の紅白の出場者について放送作家の山田美保子氏は、
「私としてはジャニーズも韓流もさて置き、小林幸子さん(69)や美川憲一さん(77)、北島三郎さん(87)などかつて紅白に貢献してきた歌手の方々に、カムバックを果たしてほしかった。紅白って若い人よりも、朝ドラや『のど自慢』など普段のNHKの番組を熱心に見ているご年配が、視聴率を支えていると思うんです。そのようなコアな層に向ける意味でも、一度は古い歌謡曲中心に戻してみてはいかがでしょうか」
今回の出場者一覧を見ると、約半分が横文字の名前で占められている。これらが何者なのか分からない人も多いのでは。
紅白は誰のための番組なのか。ジャニーズ勢がいなくなった今こそ、根本が問われているとはいえまいか。