NHKを悩ませる紅白歌合戦「韓流グループ依存問題」 過去にネトウヨがデモを起こしたことも
暖秋が続き、ようやく肌寒くなってきたと思ったら、たちまち「NHK紅白歌合戦」の出場者が発表された。今回、旧ジャニーズ勢が出場しない中で、目立っているのは韓流グループ。まさに時代の趨勢だが、決めるにあたって局内ではひと悶着があったとか。
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今月13日に発表された紅白の出場者に関して最も話題になったのは、旧ジャニーズ事務所のタレントがいないこと。故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けて“大みそかの風物詩”は、44年ぶりに同事務所のタレント不在で放送されることになる。
一方で勢力を伸ばしてきたのが韓流グループだ。スポーツ紙の記者によれば、
「白組にSEVENTEENとStray Kidsという2組の韓流グループが初出場します。どちらも今をときめくグループですが日本人のメンバーが一人もいないことで、NHKでは出していいのかどうか議論になったようです」
デモがトラウマになったNHK
いったいどういうことなのか、NHKの関係者に経緯を聞くと、
「2011年の紅白にKARA、少女時代、東方神起と3組の韓流グループが出場した際、NHKの近辺で約180人がデモを繰り広げました。参加者は“韓国のグループが出ている番組を日本の国民的行事といえるのか”と叫んでおり、いわゆる“ネット右翼”だったとみられていますが、生真面目なNHKとしてはこれがトラウマになってしまったのです」
NHKの局内では未だにこの時のデモが尾を引いているそうだ。実際、翌12年から16年までの5年間、紅白の舞台に韓流グループの姿はなかった。
17年のTWICEを皮切りに再び韓流グループが出場するようになったが、それにしたところで昨年の前回までは、メンバーに日本人が含まれるグループに限られていた。近年、今回の2組のような日本人が一人もいないグループは、紅白に出場してこなかった。
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