「小池知事」が税金10億投入 「片山右京」“五輪レガシー利権”警視庁内偵でクラッシュ危機
委員長を兼任
監査請求の対象は、レガシースポーツイベントのうち、昨年11月に初開催された「グランドサイクル東京」なるイベントだった。
「それに向け、都は“臨海部レガシースポーツ実行委員会”を起ち上げました。また、イベントの委託先を選定する“臨海部レガシースポーツイベント実行委員会事業に係る運営業務委託先選定委員会”も同様に設置した。両方とも委員長を務めたのは片山さんで、なぜ兼任なのか謎のままでした」
片山「実行」委員長宛てに、小池百合子都知事名で10億円超の負担金交付が決定されたのは、昨年4月1日。それより前の3月30日、片山「選定」委員長は「電通」子会社と外資系コンサル会社のコンソーシアムを委託先に選んでいるが、その過程が明かされることはなかった。
「電通コンソが委託を受けたのはグランドサイクル東京のうち、レインボーブリッジを自転車で走る“レインボーライド”というイベントでした。なにより問題なのは、電通コンソの下請けとして、片山さんがチェアマンを務めるJCLの運営会社がエキシビションレースを請け負ったことです」
つまり、片山氏はその立場を利用し、自社に利益誘導を図ったとの疑いが浮上したのである。警視庁捜査2課の刑事が詳しく知りたがったのは、片山氏と「都民ファーストの会」の白戸太朗都議との関係だったという。
「週刊新潮」2023年11月23日号「MONEY」欄の有料版では、JCA幹部の証言と片山氏および白戸都議の主張を詳報する。
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