藤井聡太八冠が乗りたいと熱望する鉄道路線「山線」とは? 大勝負の前に“乗り鉄”を楽しむ様子が

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 将棋界で史上初の八大タイトルを独占後、最初のタイトル防衛を懸けた竜王戦を制した藤井聡太八冠(21)。初防衛から一夜明けた今月12日、対局のあった北海道・小樽市内で会見に臨み、勝利の“ご褒美”を問われた彼の口からは、思わぬ答えが返ってきた。

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「山線に乗りたい」

 タイトル初防衛を振り返った会見で、藤井八冠は記者から“小樽から好きな場所へ自由に行っていいとしたら、どこへ向かうか”と問われ、聞き慣れない鉄道路線の名を口にしたのだ。

ご褒美はお預け?

 会見場でも何のことかとキョトンとする記者もいたという。これをもって藤井八冠は年内のタイトル戦全日程を終えたことになる。タモリと対等に語れるほどの“乗り鉄”でもある藤井八冠だけに、今ごろ山線を心ゆくまで堪能しているかと思えば、さにあらず。

 観戦記者によれば、

「件の会見翌日、さっそく上京して岸田文雄首相から総理大臣顕彰を授与されています。来年1月には王将戦が控えていますが、それまで1カ月以上もの間、対局が減って勝負勘が鈍ることを藤井八冠は懸念しています。自宅でパソコンを使ったAI研究に余念がない彼のことですから、“ご褒美”の実現は、しばらくお預けではないでしょうか」

 とはいえ、多忙な藤井八冠に残された時間は決して多くない。そもそも山線とは、函館から旭川を結ぶJR函館本線の中でも、途中の長万部(おしゃまんべ)から小樽までの区間を指す通称名。

 だが、近い将来に北海道新幹線が札幌まで開通すれば、並行在来線である同線は廃止される運命だという。

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