ドラマ乱立の陰でプロから名作と評価される小池栄子「コタツがない家」の面白さとは

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TVer総合1位

「主題歌を歌うのは、今やドラマでは定番のMrs. GREEN APPLEやあいみょん、Official髭男dism、緑黄色社会などではなく、ベテラン演歌歌手の石川さゆり(65)。しかも、演歌ではなく脚本の金子が作詞したの『ダメ男数え唄』を歌わせています」

 彼女には珍しい、エスプリの効いたアップテンポな曲だ。

「さらに、ドラマの最後にスタッフや協力クレジットがダラダラと流れるエンドロールはわずか3秒、たった1枚のフリップで済ませてしまう潔さも心地よい」

 視聴率は初回の7・3%を皮切りに、第5話(11月15日)も6・1%とそれほど落ちてはいない。

「日本シリーズ(第4戦)で放送時間が延長になった11月1日の第3話は、23時20分スタートの80分遅れとなりましたが、それでも5%を割りませんでした。高視聴率とは言いがたいのですが、裏の『パリピ孔明』が3%台にまで落ち込み、Wスコアの差をつけていますから、一度見た視聴者は離れていないということでしょう。配信のほうも快調で、TVerでは総合ランキング1位を獲得し、第1話から第3話の合計再生回数が500万回を突破しました」

 ドラマ乱立でなければ、さらに話題となっていたかも。

「今期はキャストがド派手ではない実力派のドラマが評価される傾向にあるようです。木南晴夏が主演の『セクシー田中さん』(日テレ)やムロツヨシが主演の『うちの弁護士は手がかかる』(フジ)などもそうです。派手でないだけに乱立の中で少し埋もれてしまった感があります。本当に残念です」

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