【どうする家康】「偉大なる凡庸」徳川秀忠が、家康に「関ヶ原遅参」を叱責された本当の理由

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 11月19日放送の大河ドラマ『どうする家康』では、徳川家康が、関ケ原合戦に間に合わなかった息子・秀忠を、何度も詰問するシーンが描かれた。

 しかし人気歴史学者・呉座勇一さんによれば、家康が秀忠を叱責した理由は関ヶ原合戦の遅参ではないとする一級史料が存在するという。呉座さんの著書『武士とは何か』(新潮選書)から一部を再編集してお届けしよう。

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 天下分け目の関ヶ原合戦に、徳川家康の嫡男である秀忠(のちの江戸幕府2代将軍)が参加できなかったことは有名である。...

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