「なぜやめてくださいと言わなかったのですか」「悪気はなかったんだから」はNGワード パワハラ防止のために経営者が知っておくべき最低限のこと
部下から相談を受けたときの三大禁句
何よりやってはいけないのは相談者を傷つける言動である。
ハラスメントの相談を受けたときに絶対に言ってはならない言葉がある。私はこれを三大禁句と言っている。
・「あなたにも悪いところがあるのではないですか」
・「それくらいみんな我慢してますよ」
・「なぜやめてくださいと言わなかったのですか」
私が相談員研修でこれを紹介すると、出席者から、どれも言ってしまいそうになりますという感想が必ず出る。
相談者は勇気をふるって相談に来る。にもかかわらず相談の場でこのような言葉を受けたときのショックは大きい。このような被害を二次被害という。
ほかにも、こういうことは言ってはならない。
・「あまり大ごとにするのは職場の雰囲気をこわしますよ」
・「もっと早く相談に来れば何とかなったのに」
・「相手に悪気はないんだから気にしない方がいいですよ」
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宝塚歌劇団のケースでは、亡くなった劇団員が問題を抱えていたことは明白だっただけに、組織としての対応が批判されるのは当然といえるだろう。