「結婚するしかない」佳子さまが口にされているという“覚悟” 過去には紀子さまとの口論で「私たちは籠の鳥」
「取り上げられるのは分かっていました」
その最たるものが、2年前の10月、結婚当日に眞子さんが宮邸を後にする場面だったという。さる宮内庁関係者が明かす。
「当時お住まいだった御仮寓所(ごかぐうしょ)の玄関で、秋篠宮ご夫妻に眞子さんがあいさつをした後、感極まった佳子さまが両手を広げ、眞子さんと抱擁なさいました。この時は玄関前の撮影取材のほか、上空を報道ヘリが旋回するなど大いに注目を集め、姉妹の絆として好意的に報じられたのですが、実は佳子さまは、それを見越した上であえて、感情をあらわにするという皇族として異例のお振る舞いをなさったのです。現に、後々周囲には『そうすることで取り上げられるのは分かっていました』などと漏らされていました」
実に端倪(たんげい)すべからざる内親王であられるのだ。
父親譲りの「思想」
先月の「ガールズメッセ2023」で佳子さまは、こんな発言もされていた。
〈ジェンダー平等が達成されて、誰もが安心して暮らせる社会になることを、心から願っております〉
先の宮内庁関係者いわく、
「これまで佳子さまは、公の場で再三“ジェンダー平等”を訴えてこられました。ですが、現行の皇室制度はその対極に位置するともいえ、そうしたご発言は制度の否定につながりかねないといった声も多く上がっています。といっても、時流にあわせた一過性のご発言というわけではなく、やはり確たる持論として仰っている。そもそも秋篠宮さまが、男女差や性差についてこうしたお考えをお持ちで、佳子さまはそれを引き継がれたともいえるのです」
実際に秋篠宮さまは、悠仁さまが誕生されて間もない06年11月に開かれたお誕生日会見で、悠仁さまのご成長について、
〈基本的には長女、次女と同じように接するつもりでおります〉
と述べられており、さらに眞子さんや佳子さまに期待される女性皇族の役割について問われると、
〈社会の要請を受けてそれが良いものであればその務めを果たしていく(中略)これにつきましては、私は女性皇族、男性皇族という違いは全くないと思っております。ですから、女性皇族だから何かという役割というのは、私は少なくとも公的な活動においては思い当たりません〉
そう開陳されていたのである。小室さんとの結婚に向けて四面楚歌となりつつあった姉に寄り添いながら、ご自身もまたご両親への反発を強め、別居というスタイルを選択された佳子さま。それでも「思想」の部分はお父様の影響を受け、相通じるものがおありだというのだ。
[3/4ページ]