規制前の「脱法大麻」を毎月1万円、楽天でポチる20代有名私大卒OLの告白「大麻グミは本物の50%くらいの体感。3万円分買い足しました」
最初はドキドキ…“手押し”で運んでくれた
平日はリキッドタイプをちょこっと、休日はグミでドカンとキマるのが最近の過ごし方だという。
「仕事で嫌なことがあっても、自宅で寝る前にこれを入れるとぼうっとして忘れられるんです。そのままぐっすり寝付ける。グミの方は一つでずっしり効くので、土日の昼にビールと一緒に。ぼけっとしながらNetflixを見るのが最近ハマっている最高の休日の過ごし方です」
始まりは22年3月頃のこと。脱法大麻HHCが流行しているというネットニュースを見ていて「試したい」と思った。HHCは今ニュースになっているHHCHとは別物で、すでに指定薬物に指定済みの脱法大麻だ。その規制がかかる直前、数日後に入手困難になるというタイミングで、1グラム入りのリキッドタイプを約1万円で購入した。
「最初にポチる時は緊張しました。注文記録が残って警察にマークされるんじゃないかとか。しかも、ご丁寧なことに1000円くらいプラスすると、業者が直接自宅の郵便受けまで“手押し”で運んでくれたんです。ポストに入っていたのは、宛先、商品名も何も書いていない封筒。犯罪をおかすような感覚があった」
A子さんが脱法大麻を試してみようと思ったのも大学時代にアメリカに留学経験があり、現地で本物の大麻を経験していたからだ。
「大麻が解禁されている向こうでは、アルコールと大して変わらない扱いなんです。もちろん本物の効力はすごくて、2~3時間はぶっ飛びます。時空を飛ぶような感覚にもなる。でも、効果が切れたらそれでおしまいで、禁断症状に襲われることもない。大麻吸ったら運転するなよ、くらいな感じ」
グミはすごい効く
で、日本で初めて購入したHHCはそれと比してどうだったのか。
「うーん……かな。宣伝文には”3パフ(註・電子パイプを吸い込む回数の単位)くらいでハイになる”とか書いてあるけど、全く何ともない。けど、10~20パフ、激しく肺まで吸い込むと、“似ている”になった。ご飯が美味しくなる“マンチー”も感じられるように。期待していたほど効果はなかったけど、逆にこれくらいがいいかもって思ったんです。体感は人それぞれで、『夜の営みに効く』と話す男友達もいます。ただニュースを見ていて、昔、運転手が”しぇー、しぇー”言いながら事故を起こした危険ドラッグと同列みたいに語られているのにはすごく違和感がある。そこまでヤバいものではないです」
HHCに規制がかかった後は、HHCO、それにまた規制がかかるとTHCOと、次々と試していった。
「最初はポチるたびにドキドキでしたが、徐々に慣れて罪の意識は薄れていきました。実際、楽天やAmazonで簡単に買えちゃいますので。購入して数日後にポストを開けると怪しい封筒が入っている。相場は大抵、電子リキッドが1万円くらいで1カ月かけて吸い切る。その繰り返しです」
いまグミが問題視されているHHCHに“代替わり”して、「久しぶりに興奮した」と話す。
「人が感じる微妙な感覚の話で、眉唾でもあるんですが、HHCO、THCOはふーんという感じだった。けどHHCHは、1年半前のHHCの時の、“アレ、似てるじゃん”に戻ったんです。しかもグミは経口摂取ですから効き目が違う。本物の50%くらいの感覚かな。何も知らずに食べて混乱して救急車に乗った人がいるのもわかります」
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