不自然な“サングラス着用”写真も…池田大作氏の“長きにわたる不在”を「聖教新聞」はどう報じたか

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2020年は一度も掲載ナシ

 公の場から姿を消してから初めて聖教新聞に写真が掲載された12年8月21日付の記事以降、報じられ方は大きく次の3つの時期に分けることができる。

(1)2012~2015年の【1面カラー写真掲載期】
12年8月24日付、13年11月16日付、15年11月18日付

(2)2016年~2018年の【リポート記事期、写真なし】
16年1月21日付、17年4月6日付、18年3月4日付

(3)2019年の【「誰か判別できない」3面写真掲載期】
19年8月23日付、同年10月3日付

 ここから分かる結論はひとつ――聖教新聞は池田の写真を掲載することに消極的になってきているということだ。

 1面カラーで報じられていた池田の写真は、リポート記事になり、最終的に3面の随筆で紹介されるようになった。そして、2019年に掲載された写真はほとんど本人なのか分からないほど、池田と距離を取って撮影されている。もはや、聖教新聞は池田の写真を掲載することが困難になってきているのではないかと推測できる。

 加えて2020年は、創立90周年という教団にとって記念の年である。だが、池田の写真はついに聖教新聞に1枚も掲載されなさそうだ。

 池田をめぐっては死亡説や重病説など、さまざまな情報が飛び交っているが、真相は分からない。ただ、この10年で聖教新聞における写真の掲載は徐々に減り、載せること自体にも消極的になっているのは事実である。

「また、お会いしよう!」

 2021年を迎えても、池田のこの言葉が実現することは困難だと思わざるを得ない。

片山一樹(かたやま・いつき)
1992年生まれ。出版社勤務を経てライターに。

デイリー新潮編集部

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