「86歳郵便局立てこもり犯」のヤクザ時代のトップは「赤坂の帝王」だった

国内 社会

  • ブックマーク

覚醒剤と拳銃の関係

「田中義治会長は浜本兄弟会の一員でした。浜本兄弟会は浜本政吉住吉会最高顧問の舎弟が集まった親睦集団で、2代目向後睦会の西口茂男会長(住吉会総裁)、11代目幸平一家の清水幸一総長ら有力者らが名を連ねていた組織です。浜本最高顧問は赤坂の帝王と呼ばれ、菅原文太主演の映画『バカ政ホラ政トッパ政』のモデルとされていますね」(同)

 鈴木容疑者は、ヤクザの羽振りが良く、世間からもそれなりに受け入れられたり、あるいは美化されたりして、持てはやされた時代を知る世代といえそうだ。それだけに、現状への不満も大きかったのだろうか。むろん、それはあまりにも身勝手な思考なのだが……。

 一連の事件について当局は今後、刑事責任能力を慎重に判断しつつ、銃刀法違反や放火、場合によっては殺人未遂などの容疑での立件を目指すことになるという。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。