「慰安婦モニュメントの“巨匠”に性加害の過去」 韓国で反日が下火の理由とは? 一方、再び「反日政権」が誕生する可能性も

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「いっそ、うんちを食べる」

 自前の測定器まで購入したという売り場の店員は、

「放射能の数値が300cps未満なら正常。今日は81cps。全く心配ありません。こうやって安全性を自分たちの目で確認できるので、お客さんの反応はとても良い。おかげで処理水放出前よりもお客さんが増えました。20~30%も売り上げが伸びた店もあるくらいです」

 昼食を食べるため市場に立ち寄ったという20代カップルも、

「政府発表を見る限り、処理水放出には問題が出ていないみたい。だから、あまり気にしていません。むしろ、物価が上がっているのに水産物はセールをしていてオトクですよ」

 売る側にも買う側にも、左派系議員が喧伝する“風評”を気にする素振りはほとんどなかったのである。

 むしろ、処理水放出を巡って厳しい批判にさらされたのは、当の政治家たちのほうであった。

「共に民主党」の議員たちは、「日本の汚染水で子供たちの生殖細胞内のDNAが破壊される」、「奇形児が生まれるなど、遺伝する疾患で家族が破綻する」などと荒唐無稽なフェイクニュースを吐き続けた。なかには「いっそ、うんちを食べる」と言い出す議員までいたほどだ。

自ら安全性をアピールしてしまった議員たち

 ところがその一方で、国会議員たちの「言行不一致」が問題視されることもあった。

 例えば、党代表の李氏は、処理水放出の糾弾集会で「水産物が汚染された」と声をからしながら、党員たちと小料理屋で新鮮な魚の刺身を堪能していたことが発覚。身をもって処理水放出の安全性をアピールする格好となった。また、「共に民主党」所属で国会副議長も務める金栄珠(キムヨンジュ)議員は「汚染水放出撤回」を求める決議案が採択された国会の最中に、「目立たずに日本でゴルフを楽しむためのプランを立ててほしい」と知人にメッセージを送ったことが判明し、批判を浴びた。“子供たちの生殖細胞が破壊される”と吹聴した議員は、連休中に東京・銀座を観光している姿が目撃されている。

 彼らの「言行不一致」は、国民の信頼を失わせるのに十分だった。不安をあおり漁師や水産加工業者たちの混乱を招いたことが非難され、10月5日に2回目の放出が始まって以降、彼らが処理水問題に言及することはほとんどなくなっている。

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