「国民に尊敬されない総理」岸田政権は「単独過半数割れが見えてきた」ことで焦っている
表向き平静を装っているが
世論調査をするたびに内閣支持率が下がる岸田政権。政務3役が不祥事絡みで相次いで交代し、保守系の牙城とされた首長選でまさかの敗北と逆風が続き、いよいよ「このまま選挙をすれば自民党は単独過半数割れする」との声が上がり始めた。
「11月12日に投票が行われた東京・青梅市長選は自公が推薦する現職と国民民主と都民ファーストが推薦する新人とがぶつかり、現職が破れました。選挙中からもしかしたら厳しい結果が出るかもしれないとささやかれていましたが、本当にそうなってしまって関係者は一様にショックを受けています」
と、政治部デスク。
「岸田文雄首相や側近らは表向き平静を装っているようですが、本心では焦りまくっているはずです。青梅市は東京25区に組み込まれていますが、ここは自民が民主に政権を明け渡すことになった2009年の衆院選でも自民候補が対立候補にダブルスコアで勝利しています。そんな保守系の牙城での敗北は想定外で、自公の関係者は慌てて敗因分析をしていましたが、なかなか深刻なようですね」(同)
脚本家でも書けないシナリオ
「2009年の政権交代の頃までは、国民の間で“自民に失望した、民主に一度やらせてみたい”といった雰囲気が醸成されていたことがありました。が、今は自公政権への失望はあっても民主や他の野党にやらせてみたいという空気はありません。それだけに敗因分析が難しいようです」(同)
表向きには、政務3役が不祥事絡みで相次いで交代したということがあるのだろう。
「それぞれが各々の担務に絡んだスキャンダルでしたから悩ましい事態です。特に神田憲次財務副大臣の場合は、税理士資格を持ちながら代表取締役を務める会社が税金を9度も滞納し、土地や建物の差し押さえは4度にわたり、立て替えてくれていた知人に返金されていないとの報道もありました。“脚本家でも書けないシナリオだよなぁ”とボヤいている閣僚経験者がいましたね(笑)」(同)
そんな中、自民党内からは「このまま選挙をすれば自民党は単独過半数割れする」との声が上がり始めたという。
[1/2ページ]