藤井聡太八冠のライバル・永瀬拓矢九段、力の源泉は精力剤? 「凄十」の広告に抜てき

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これまでも愛飲

「製造元の宝仙堂は、凄十の“精力剤”というイメージを変えたがっているのです。近年、新たに目指しているのは高級栄養ドリンクの市場。そこで宣伝を担ってくれるタフな人材として、棋士に目を付けたのだとか」(広告会社の関係者)

 たしかに、永瀬九段が出ている新しい凄十の広告をよく見ると、キャッチコピーは〈こだわれ、勝ちに〉といった真面目なもの。デザインもセクシー路線だった頃とは趣が異なり、洗練されている。

「元々、永瀬九段は凄十を愛飲していたようです。対局の場に何本も持ち込む栄養ドリンクの中に、よく凄十があったのだと。“千日手王子”とも呼ばれる永瀬九段は、粘る将棋が持ち味です。パワーの源泉として、栄養ドリンクが欠かせないアイテムになっているのでしょう」(前出の日本将棋連盟関係者)

棋界も歓迎

 第71期王座戦でも凄十を飲んでいたというが、

「時間をギリギリまで使ってじっくりと藤井さんを追い詰められたのは、凄十を飲んでいたからかもしれません」(同)

 とはいえ、未だに凄十を“精力剤”と見る向きも多いだろう。棋界は件の広告をイロモノとして訝しがっていないのか。

「藤井さんばかりに注目が集まりがちな中で、他の先生を取り上げてくださるのは喜ばしいかぎりです」(同)

週刊新潮 2023年11月16日号掲載

ワイド特集「秋色深まるニュースの深層」より

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