巨人自由契約・中田翔の移籍先はどこか 広澤克実氏が挙げる「2つの球団名」

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オスナvs.中田

 とはいっても、セ・リーグの5球団の全てが中田獲得に乗り出すとは考えにくいという。例えば、日本一に輝いた阪神だ。

「代打ですら余っているくらいですから、阪神は興味を示さないでしょう。中田くんも『スタメン優先』という報道が事実なら、割って入る隙が狭い阪神は優先順位を下げるのではないでしょうか。同じようにDeNAも重量級の選手が多すぎるので、中田くんを必要としないと思います。もっと走力のある1、2番タイプでないと食指は動かないはずです」(同・広澤氏)

 ヤクルトは一塁のホセ・オスナ(30)が活躍している。今季は134試合に出場し、本塁打23、打点71、打率2割5分3厘という成績だった。

 中田の本塁打15本、打点37、打率2割5分5厘と比較すると、少なくとも数字上では中田のほうが見劣りしてしまう。

「もちろん外国人選手は本国に帰るリスクが常に存在します。今後ずっとオスナがプレーしてくれるとは、ヤクルトも考えてもいないでしょう。とはいえ、今季にこれだけの成績を残したオスナを切り、来季から中田くんをスタメンとして起用するとは考えにくいです。ヤクルトが中田くんに興味を示す可能性は潜在的にはあると思うのですが、今の選手層では縁が生まれにくいかもしれません」(同・広澤氏)

広島vs.中日

 これで、あっという間に2球団しか残らなくなってしまった。広島と中日だ。

「いずれも中田くんの獲得に興味を示す可能性のある2チームだと思います。ただ切実さの度合いでは、中日が広島を上回るのではないでしょうか。特に条件闘争ということになった際、中日のほうが広島より好条件を提示するかもしれません。中日スポーツは《中日が中田翔の調査に乗り出す公算が大きくなった》と伝えましたが、確かに違和感を覚える報道ではありませんでした」(同・広澤氏)

註:【巨人】中田翔が年俸3億円の契約を2年残し合意解除「グラウンドでの全力プレー1年でも長く」(日刊スポーツ電子版:11月15日)

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