「ヤクザ食堂の使用はダメ」 3代目弘道会・野内組系の「生活の場」使用制限命令に組側は「徹底的に闘う」宣言

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ターゲットとなる野内組

 これまでも触れてきたが、野内組長が3代目弘道会の若頭を務めていることなどから野内組は捜査当局のターゲットとなりがちだ。実際、幹部の逮捕が相次いでいる。いずれ山口組が7代目に代替わりすれば野内組は山口組の直参となって、3代目弘道会の竹内照明会長と共に組織をど真ん中で支えていくものと見られている。その前にできるだけ叩いておこうというのが捜査当局の狙いだ。

 今回の件について、野内組長や北村若頭はどういったスタンスで臨むのだろうか。

「二人共、事務所の方は仕方ないとしても、食堂・寮の方についてはとことん闘うという姿勢のようです。公道を挟んでいるとはいえ事務所と寮・食堂はほぼ隣接しているだけに、組側としては生活空間が事務所の使用制限の巻き添えを食うことを想定し、使い分けを徹底してきたようです。しかしそれでも今回は一体と見なされたということになります。危惧していたことが起こったということになるでしょうか」(先の竹垣氏)

 当局と徹底的に闘うことを宣言してサバイブできた暴力団組織はなかなか存在しないが、果たして……。

デイリー新潮編集部

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