サントリー新浪社長、過去に女性秘書とのトラブルが 「ローソン社長になるために利用された」と吐露

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サントリーというタブー

 こうした新浪氏の「裏の顔」がこれまで一切報じられなかったのは不可解と言う他ない。

「それは、新浪さんがずっと“報じられない体制”を持った企業を渡り歩いてきたことと無関係ではないでしょう」

 財界関係者はそう話す。

「三菱商事は日本最大の商社として隠然とした力を持っていますし、ローソンは雑誌や新聞などを店舗で取り扱っているため、悪口を書かれることは少なかった。そしてサントリーはメディアに莫大な広告費を支払っている他、文化事業にも熱心。そのため、多くのメディアにとってサントリーという会社や社長の悪い面を報じることは、長らくタブーとなっています」

“聖域”に守られ、素顔を隠してきた新浪氏は、財界リーダーにふさわしいのか否か。その結論は、もはや言う必要もなかろう。

週刊新潮 2023年11月16日号掲載

特集「サントリー社長『新浪剛史』 封印された『女性トラブル』」より

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