サントリー新浪社長、過去に女性秘書とのトラブルが 「ローソン社長になるために利用された」と吐露

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サントリー、三菱商事からの回答

 サントリーを通じて新浪氏に取材を申し込むと、

「ご質問にあるような事実はございません。プライベートな質問につきましては、回答を控えさせていただきます。貴社の度重なる誹謗中傷は新浪の名誉を棄損する違法な行為であり、ここに厳重に抗議いたします」

 との回答が寄せられた。

 新浪氏とA子さんの関係や異例の人事について、三菱商事の広報部は、

「個人のプライバシーや個別人事に関するご質問にはお答えしていません」

 と言うのみ。A子さん本人にも取材したが、新浪氏との交際について、

「ありません」

 と繰り返すのだった。

 三菱商事の元幹部(前出)が言う。

「A子さんは03年ごろに『フラーレン』を離れ、日本に戻って監査部の配属になりました。監査部はワケアリの人が配属されることが多い部署です。彼女と新浪さんのトラブルは、“二人の間で話がついている”と聞いたことがあります」

数々のパワハラ疑惑

 本誌はローソン社長時代の新浪氏のパワハラについて報じたが、ローソン元役員によると、

「新浪さんに関しては、三菱商事時代にパワハラをしていた、という話は聞かないので、ローソンの社長に就いて天下を取った気になり、他の役員を罵倒するといったパワハラをするようになったのでしょう。後に新浪さんの後継社長になった玉塚元一さんは“お前なんかジェネラルマネージャーですら失格だ!”と怒鳴られていました」

 会議の際、幹部に携帯電話を投げつけて「よけるな!」と言い放ったり、運営本部の幹部を連日叱責して排泄障害になるまで追いつめるなど、パワハラの実例は枚挙にいとまがない。さらに、社長に就任した5年後からは、ハワイ・ワイキキの高級コンドミニアムを物色。会社の金で次々と購入していった。しかもそれをIR情報などで公表せず、ほとんどの社員が存在すら知らなかったというのだからまさにやりたい放題。

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