サントリー新浪社長、過去に女性秘書とのトラブルが 「ローソン社長になるために利用された」と吐露

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異例の人事

 新浪氏がローソンの社長に就任する前後、三菱商事社内では、ある人事が波紋を呼んでいた。それは、90年に入社した女性社員、A子さんを巡るものだった。

「A子さんは当時、小島副社長の秘書を務めていたのですが、突然、当時ニューヨークにあった子会社『フラーレン・インターナショナル・コーポレーション』に異動になったのです」

 そう振り返るのは、三菱商事の元社員である。

「当時、ウチの女性社員は事務職掌と一般職掌に分かれていて、事務職掌が今でいう一般職、一般職掌が総合職。彼女は事務職掌だったので、海外、それもニューヨークに転勤なんて、前例のない人事でした。商社ではない一般企業でも、事務で入った社員のニューヨーク転勤は異例でしょうが、ウチでも同じ。なぜこんな人事が、と社内で話題になりました」

交際しているといううわさ

 この元社員が“あれってどういうこと?”と同僚の一人に聞いたところ、

「新浪さんとの関係を口止めするような形で海外異動になったらしい、との解説をしていました。確かにあの人事が発表される前、新浪さんとA子さんはそういう関係らしい、といううわさが流れていたので、なるほど、と思いましたね」

 別の三菱商事元社員もこう語る。

「元々新浪さんとA子さんが交際しているといううわさがあり、あの人事によって、社内では“やっぱりうわさは本当だったんだ”という受け止め方をされていました。新浪さんがローソンの社長になるにあたって、彼女を海外に行かせればマスコミがかぎつけてもたどり着けないだろう、との判断だったと聞きました」

 もちろん、当時社内に流れていたのはあくまでうわさに過ぎない。そのうわさは根も葉もないものだったのか、それとも――。

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