バイアグラ模造品や窃盗で連続逮捕 捜査当局が狙う3代目弘道会傘下「野内組」

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野内組の実力

「今回の件で浅野若頭補佐は県警から、“嫌がらせ逮捕”である旨をほのめかされたと聞きました。実際、20日間の勾留を経て不起訴処分となりました」

 と、竹垣悟氏(「五仁會」代表で、元山口組系「義竜会」会長)。

 野内組の野内正博組長が3代目弘道会の若頭を務めていることからもわかるように、野内組は捜査当局のターゲットとなりがちだ。山口組が7代目に代替わりすれば野内組は山口組の直参となって、3代目弘道会の竹内照明会長と共に組織をど真ん中で支えていくものと見られている。

「浅野若頭補佐は2008年当時、抗争事件に絡んで、銃刀法違反容疑で逮捕・起訴され、長めの懲役を科されました。他の容疑者の犯行を背負っての刑務所行きだっただけに組織としては功労者とみなしており、一説には家を建ててもらうなどの恩恵に与り、幹部に出世したとされています。当局も6代目山口組の最中核組織である3代目弘道会の弱体化を狙う中で、野内組の浅野若頭補佐はマークすべき相手ということなのでしょう」(同)

 なお、話を兼勝会に戻すと、今回の件を受けて、上部組織である3代目弘道会は「人前で騒ぎを起こさないように」との通達を出したとのことだ。

デイリー新潮編集部

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