「岸田総理では次の衆院選は…」「年内解散の可能性は高い」 迷走続きの総理への議員のホンネ

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さっさとリセットすべき?

 自民党主流派の中堅議員は「確かにピンチ。だからこそ年内解散の可能性は高い」とささやく。その上で、

「解散を先延ばししたところで、防衛増税や少子化対策を巡る国民負担増は避けられない。経済が好転する要素も見当たらず、支持率の回復も難しい。それならさっさと解散して、悪い流れをリセットするべきだ」

 政権の支持率は、母体である自民党の支持率を下回っているとの報道も。

「自民党の支持層が政権を見限りつつある。とはいえ野党が弱すぎるいまなら与党の過半数割れはない。むしろ、年を越せば日本維新の会がさらに存在感を増したり、菅義偉前総理や二階俊博元幹事長ら非主流派が老獪な動きを見せたりするリスクがある。総理もそれは分かっているはず」

 主流派のベテラン議員はこんな見方を披露する。

「衆院で少し議席を減らすくらいがちょうどいい。スタンドプレーが目立ち、公然と“ポスト岸田”をうかがう茂木敏充幹事長を辞任させる大義名分ができるから。総理を軽視して言いたい放題の麻生太郎副総裁と世耕弘成参院幹事長のクビも切れれば、総理はようやくフリーハンドになれるよ」

週刊新潮 2023年11月16日号掲載

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