「マフィンが糸を引いてる……」東京ビッグサイトの巨大イベントで“食中毒”騒動 「防腐剤・添加物」不使用が災いか

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衛生管理意識に問題も?

 そもそも、今回のマフィン店は、以前から問題があったと指摘する声もあがっている。デザインフェスタの前に開催された別のイベントでマフィンを購入したという人は、「緑色の異物混入」があったとも証言し、店とのやりとりをXに公開している。また、Google Mapsの口コミには、購入したクッキーの賞味期限が1週間以上過ぎていたというコメントもあった。いずれにせよ、衛生管理意識が低いまま販売を行っていたといえるのではないだろうか。

 今回の事態を重く見たマフィン店は公式Xを更新し、「デザフェスで食中毒を出してしまいました。ご迷惑をおかけしております。マフィンをお持ちのお客様、お召し上がりにならずにご連絡をお願い致します。この度は、大変申し訳ございませんでした」と謝罪。「この事態を重く受け止め、明日(本日14日)行政機関に指示を仰いで対応させていただこうと思います。本当に申し訳ございませんでした」とコメントした。

 店主のXによれば、現在、保健所で相談を行っている最中であり、マフィンの購入者に対しては個別に対応するそうである。

 なお、本日14日にデザインフェスタの運営側に電話で取材を申し込んだところ、「今後の対応については未定」「この件については回答はできない」とのことであった。食品を扱う業者を出展させていたという点で、運営側の対策に問題はなかったのだろうか。早急な対応が求められるであろう。

ノンフィクションライター・元城健

デイリー新潮編集部

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