6代目山口組の司忍組長は「劇薬人事」を敢行するか 後見人を務める「双愛会」を掌中に収めるプランが進行中
7代目双愛会幹部の引退通知
6代目山口組の司忍組長が後見人を務めている指定暴力団・7代目双愛会(本部:千葉県市原市)から幹部の引退が発表された。トップらについても来夏のタイミングで身を退くのではないかと観測が出ており、司6代目が後見人の立場を生かし、近い将来、何らかの介入をするのではないかとみられているという。
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7代目双愛会の総本部から石橋卓次統括委員長(前・7代目谷戸一家総長補佐)の「引退御通知」が出回ったのは、10月31日付のこと(写真参照)。加えて、双愛会の荻野典昭理事長(7代目谷戸一家総長)、下村清組織委員長(7代目谷戸一家本部長)の引退も近いと噂されている。
「先代の塩島正則6代目双愛会会長の1周忌が来年8月で、そのあたりがひとつのタイミングになるのかもしれません」
と、竹垣悟氏(「五仁會」代表で、元山口組系暴力団会長)。
金満組織の内情
今年8月に横浜市内で行われた塩島6代目の葬儀は盛大な規模で執り行われ、主要組織のトップ格が軒並み列席し、内外にその存在感を示したところだった。
引退が取り沙汰される幹部3人に共通するのは、谷戸一家(本部:横浜市)の出身であることだ。
「3人ともお金には不自由していないという風に聞いています。谷戸一家の縄張りに、競艇の場外舟券場を作ったりしてできたお金を事業に再投資して裕福になっていったようです。ヤクザで儲けたお金は所属元に戻すべきだとの指摘もあるのですが……」(同)
ただ、過去にはまとまった金を持っていることが知られたヤクザが、カタギとなった後に何らかの形で襲撃を受けることもままあったという。
「初代英組の英五郎組長は、金庫に入れていた3億円を盗まれたそうで、いまだ犯人は捕まっていないようです。5代目山口組舎弟で神田組の神田幸松組長の場合は、引退時に組織から受け取った1億円を狙われたことがありました。神田組長と親しい女性がガムテープでグルグル巻かれて脅されて……ということですが、詳細は現在も語られていないと聞きます」(同)
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