抜き打ち調査に怯えて…柄本時生は舞台「ひげよ、さらば」で主演の中島裕翔より緊張していた
舞台「ひげよ、さらば」は、9月に東京のPARCO劇場、10月に大阪のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上映された。主演はHey! Say! JUMPの中島裕翔(30)、その相手役は柄本時生(34)が務めた。
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柄本時生といえば、芸能一家に生まれ育ったことで知られる。父親は名優の柄本明(75)。母親も女優の角替和枝(1954~2018)。兄も男優の柄本佑(36)で、その妻は女優の安藤サクラ(37)──という具合だ。
舞台のスタッフは「主演の中島さんより柄本さんのほうがよっぽど緊張していました」と振り返る。
「理由は、父親の柄本明さんがふらりと観劇に来るからです。おまけに柄本家にはルールがあって、『親や兄弟の芝居に行くときは相手に言わない』、『制作スタッフにも内緒にする』という徹底ぶりだそうです。それでも時生さんは、劇場の空気で『ああ今日、親父がいる』と察するそうです。柄本明さんは桁外れの名優ですし、実の父親が客席にいるとなると緊張しないわけにはいきません。セリフを噛んでしまったりすると、『あんな芝居だったら役者を辞めたほうがいい』と手厳しいダメ出しを食らうそうです」
スタッフが「柄本明さんは一度も時生さんを褒めたことがない」と断言するのだから、これは相当なものだ。少し報道を振り返ってみよう。
スポニチアネックスは2021年11月7日、「柄本時生 父・柄本明との関係『めっちゃ嫌』と思うこと 舞台では『親父いるかもな』」との記事を配信した。
2000人から見抜く能力
この記事には仲野太賀(30)が登場し、時生のあまりに敏感な“第六感”について証言している。
《「一緒に舞台やった時に、時生君が『きょう親父いるかもな、なんか感じるぞ』って。実際にいたんですよね。柄本さんが。親父がいると分かるって言いますもんね」》
この指摘を受けて、時生も自分の“能力”を自賛する。
《「俺本当にすげえなって思ったのが、2000人のところでどこの位置かも分かったっていう。舞台の終わりのカーテンコールで見たら、いたの」》
時生にとって父親とはどんな存在か。彼の想いが伝わってくるのが、ORICON NEWSが2019年4月20日に配信した「柄本佑&時生、俳優としての父は“変人” 親子共演時の修羅場も明かす」だ。
《「監督が言ってくる言葉より、うちのおやじが言ってくる言葉のほうが怖いんです。おやじが『棒読みでいいんだ』って言うんですよ。そうしたら、監督が来て『ここ感情入ってないから』って言われて。また、おやじが『(感情は)いらない』って…。そんな現場は嫌ですよ」》
父親だけでなく兄の佑も抜き打ちで観劇に来るというから、こちらも気が抜けない。
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