NHK・朝ドラ初出演で石田ゆり子は超緊張…まだ朝ドラに出演していないベテラン人気女優14人の実名

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好対照の姉妹

 それでは本題に入ろう。まず50代前半の女優で意外にも朝ドラに出演していないのは、宮沢りえ(50)と稲森いずみ(51)の2人だ。

 宮沢は「紅白」に出演したこともあれば、大河ドラマには何と6本も出演している。2003年に映画「たそがれ清兵衛」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、今や日本を代表する女優の1人だ。にもかかわらず、なぜか朝ドラの出演は確認できなかった。

 稲森も大河なら3本に出演しており、連続ドラマシリーズ枠で主演を務めた「ブルーもしくはブルー~もう一人の私~」(2003年)は傑作との評価も高い。それでも朝ドラとは縁がないことになる。

 姉妹女優でも好対照な2組がある。倍賞千恵子(82)はナレーションを含めこれまで4本の朝ドラに出演。妹の倍賞美津子(76)も3本の出演実績がある。

 一方、中山美穂(53)と中山忍(50)の姉妹は、これまで1本も朝ドラに出演したことがない。

 姉の美穂は大河「信長 KING OF ZIPANGU」(1992年)に出演しており、妹の忍はNHKのドラマだけでなく科学番組にも頻繁に出演している。しかし不思議なことに、朝ドラの実績だけがない。

大女優でも無理?

 高島礼子(59)、小林聡美(58)、南野陽子(56)の3人も縁に恵まれない。高島はNHKのドラマに引っ張りだこと言ってよく、歴史物、時代劇、現代劇と幅広い役柄に挑戦している。だが、朝ドラには出演していない。

 小林も名女優の名をほしいままにしており、日本アカデミー賞新人俳優賞やブルーリボン賞助演女優賞など数々の受賞に輝いている。これほど実績を積み重ねても、朝ドラには出ていないのだ。

 南野も大河なら「武田信玄」(1988年)に出演している。初回視聴率が42・5%(ビデオリサーチ調べ、関東、世帯)を記録したのは、南野の出演も大きく貢献したと当時から話題になった。

 その後、彼女は90年代から女優業を中心とし、1992年には映画「私を抱いてそしてキスして」で日本アカデミー賞主演女優賞を受賞。実績も好感度も充分のはずだが、いまだに朝ドラで演技を披露したことがない。

 60代の女優を調査してみると、今なお美しい秋吉久美子(69)と高橋惠子(68)の2人が目を引く。

 秋吉は今年、WOWOWのオリジナルドラマ「フィクサー」シリーズに出演。NHKではドラマ人間模様「夢千代日記」シリーズ(1981~1984)や大河「独眼竜政宗」(1987年)で名演技を披露したが、朝ドラへの出演は確認できなかった。

 高橋も10月から始まったドラマ「コタツがない家」(日本テレビ系列)に出演するだけでなく、新作映画の公開が待機しているほどの売れっ子だ。これほどの人気を誇っていても、朝ドラには一度も出演したことがない。

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