河野太郎大臣の妹・治子氏を訴えると息巻く動物愛護団体・レスキュードアニマルネットワーク 治子氏は「犬をさらして物乞い」と批判

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“犬をさらして物乞い”

 一方の治子氏に見解を求めると、

「河合さんは募金と言いますが、得たお金は自身の生活費にも充てています。アルバイトに給料を支払ってもおり、たくさんお金を集めた人には大入袋を渡しているとか。犬をたたいていることだって平然と認めています。河合さんのやっていることは、暴力はダメだという最低限のルールすら守らずに、犬をさらして物乞いをしているだけのように見えてしまうのです」

 河合代表はこれまで動物愛護活動家などから複数回にわたる告発を受け、今年の3月と9月に動物愛護法違反の罪で起訴された。いずれも犬をたたくなどの虐待を犯した疑いによる。

「警察の捜査で河合代表の犬猫が押収された後、ひとまずは告発者側に預けられましたが、しばらくしてその一部がなぜか行方不明になってしまった問題も発生しました。河合代表は警察や告発者側の責任を問うており、事態は混迷を極めています」(社会部記者)

「反省して泣いたのだと思う」

 治子氏はこのもめ事には直接関与しておらず、あくまでも一人の活動家として河合代表の問題を追及してきたという。治子氏はこうも続ける。

「保健所に確認したところ河合さんのもとにいた犬は、全頭とまでは言いませんが、狂犬病の予防接種を受けていませんでした。公衆衛生上のリスクを周知させることに問題はないはず」

 スタッフを泣かせてしまったことについては、

「アルバイトの子は動物を飼う上でのイロハのイも知りませんでした。それなのに連れていた犬は体調が悪く、すぐに心停止してもおかしくないように見えました。その子は私からこのような事実を指摘され、反省して泣いたのだと思います。真面目に活動している多くの人たちからすれば、河合さんのところのような団体に動物愛護を名乗られたらかないません」

週刊新潮 2023年11月9日号掲載

ワイド特集「戦争論」より

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