河野太郎大臣の妹・治子氏を訴えると息巻く動物愛護団体・レスキュードアニマルネットワーク 治子氏は「犬をさらして物乞い」と批判

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 デジタル相の河野太郎氏(60)を世に出した河野家は、昔から動物との関係が深かった。太郎氏の妹、河野治子氏(54)も動物愛護の世界の名士だが、一部ではそんな彼女を批判する声がある。聞けば、ずいぶん活動が過激だというのだが……。

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 まずは政治部記者が河野家と動物との関係についてこう解説する。

「河野家の先祖は神奈川県小田原市の豪農でした。太郎さんの祖父で農林相を務めた一郎さんが生前、牧場を運営し馬主として鳴らしたのは、出自によるところが大きかったといわれています。その息子で太郎さんの父、元衆院議長の洋平さん(86)も馬主を継承し、たびたび牧場を巡っていたのは有名な話です」

 当代の太郎氏も昨年まで日本競走馬協会の会長を務めた。河野家には、動物と共にあった古き農村の原風景が、血脈として流れているのかもしれない。

 であれば、今その血を最も濃く受け継いでいるのは治子氏だといえまいか。

「治子さんは1948年に設立された由緒正しき日本動物愛護協会の評議員です。地元神奈川県でも、動物愛護推進員や虐待を防止する団体の代表を務めています。外務大臣アシスタントとして働いていたキャリアもお持ちで、動物愛護の世界では顔役的な存在です」(動物病院の関係者)

「スタッフを30分間詰めて泣かせた」

 しかし、そんな治子氏を訴えると息巻く動物愛護団体がある。横浜市に本部を置く「レスキュードアニマルネットワーク」の河合弘代表(60)は、

「昨年の春以降、治子さんはウチが街頭募金を行っている場所に何度も訪れて業務を妨害してきました。通行人に向かって、私が犬をたたいているから募金をするなと。でも、ウチには性格に問題を抱えた犬が多く、訓練に体罰も含まれるのは仕方がないのです」

 狂犬病予防接種の「済み票」が首輪に付いていない、との指摘もあったとか。

「治子さんはウチのスタッフを30分間詰めて、泣かせてしまったこともありました。駆け付けた警察官が“向こうで話をしましょう”と言っても、動かずに詰め続けるんです。さらにSNSで、私が募金を犬に使っていないなど、さまざまな事実無根のうわさを書き散らかしたこともありました」

 河合代表は現在、治子氏を業務妨害と名誉毀損の罪で刑事告訴する準備を進めているとのこと。

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