「いつか捨てられる」はお門違い 年下イケメンとのアプリ婚ではしゃぐ新山千春の「痛い女」戦略

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「水ダウ」で再認識した「痛い女」キャラの必要性 夫と共演も近い?

 今だったら、精算前に子どもが商品を食べることも、婚姻中に別の男性とお泊まりデートすることも「お金のための炎上作戦」では済まされない。けれども当時はその面の皮の厚さによって、何の代表作も持たなかった新山さんのタレント寿命は延びたといえるだろう。

 そして新山さん本人の野心を逆手に取ったのが、おととしの「水曜日のダウンタウン」の「久しく見ていない女タレントが死ぬほど整形していても指摘しづらい説」企画だった。新山さんと安西ひろこさんという、ツボを押さえた人選の妙で話題に。

 これで「注目を集めるために必死な痛い女」がいかに世間の注目を集めるか、新山さんが再認識したように思える。

 マッチングアプリでの出会い、13歳年下のイケメン、5千円のウエディングドレス、「娘が後押ししてくれた」とはしゃぐ結婚報告。どうか「痛い女」とツッコんでくださいと言わんばかりだ。そして実際に、ネットは荒れに荒れている。新山さんのキャラ戦略、令和に入っても大成功である。

 年下の一般人男性がSNSで女性タレントにアプローチして結婚した例としては、芸人のバービーさんがいる。顔出しはしていないが、インスタへの登場やコラム執筆で瞬く間に話題を集めた。

 新山さんの夫の側に売名への色気があるかどうかはわからないが、長女や元夫をネタにしてきた新山さんのことだ。夫とセットでメディア出演することはそう遠くないだろう。

 ジャガー横田夫妻や小林麻耶夫妻も退場し、姉さん女房の痛いカップルポジションはいま空席がある。結婚が継続できるかは、若い夫の心変わりではなく、新山さんの衰えぬ承認欲求に付き合い続けられるかにかかっているのではないだろうか。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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