「いつか捨てられる」はお門違い 年下イケメンとのアプリ婚ではしゃぐ新山千春の「痛い女」戦略
代表作はないものの……結婚後に開花した「痛い女」キャラ
新山さんは不思議な人だ。ホリプロタレントスカウトキャラバンの審査員特別賞受賞、「タイムショック21」のMC、「呪怨2」出演。経歴はすごいし知名度も高いのだが、代表作ってなんだっけ?と思う人が大半ではないだろうか。
明るい美人で、YouTubeなどで見せる青森弁もキュート。しかし、その手の女性バラエティータレントは山ほどいる。
新山さんと同世代のタレントといえば、優香さんや小池栄子さんといった、グラビアもバラエティーも演技もできる才能豊かな女性たちだらけだ。少し下にはベッキーさんや若槻千夏さん、そしておバカキャラでブレイクした木下優樹菜さんらが続く。バラエティーでの新山さんの存在感は薄く、かといって女優やモデルとして目立った活動もない、キャラの薄い女性タレントという印象だった。
おそらく彼女も危機感があったのだろう。どうにかして世間の目を引こうとしたか、結婚後には「痛い女」キャラに振り切っていた。出産後に始めたブログの一人称は「僕」、娘は「小春」と芸名呼び。
長女が総菜売り場のコロッケを勝手に食べたが、「でも僕は怒鳴りません かわいいじゃないですかぁぁ」と投稿した際には「非常識すぎる親バカ」と大炎上した。
紆余曲折あって離婚後も、今度は別れた夫をネタに悪口トークが炸裂。そうかと思えば「今でも一緒にご飯を食べる」「自分の写真は新しい彼女の目につかないところに置いておきなよ」など、円満離婚&良い元妻ぶりを何度となくアピールすることもあった。
離婚前には別の男性とのお泊まりデートが写真誌に報じられていただけに、どの口が言うかとお茶の間をいらだたせていたようだが、本人としては大満足だったよう。その時の儲けぶりを、2015年の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」にて、「炎上は金になる」と語っている。
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