「うるさい! 黙れ!」発言で炎上の田原総一朗 「朝生」は終了しない理由とは?
辞めさせろと言い出しにくい空気
こうして大ベテランたちが去り行く中、常に去就が取沙汰されるのが田原総一朗(89)だ。テレビ朝日の名物討論番組「朝まで生テレビ!」は87年から主に深夜枠で放送されてきたが、10月21日のOAで後味のよくない大暴走が……。
「この日のお題は『与野党激論! これでいいのか?!日本の政治』で、ちょうど国民民主党の玉木雄一郎代表が発言している時でした。田原さんはこれを遮ろうとしたのに玉木代表に話を続けられ“うるさい、黙れ! 黙れ!”と何度も大声を上げたんです。怒鳴ること自体は別に珍しくもないのですが、今回は怒声を連発し、ネットで大炎上。さすがの田原さんもSNSで“心から反省しています”と謝罪に追い込まれました」(同)
だが、来年90歳になる御大は相変わらず意気軒昂なのだとか。テレビ朝日関係者が声を潜める。
「田原さんは“テレ朝のドン”と言われる早河洋会長(79)と親しい。田原さんのお嬢さんもテレ朝に入社している。番組として時代遅れと言われようが、視聴率も芳しくなかろうが、辞めさせろと言い出しにくい空気が局内にある。引導を渡せるとしたら早河会長しかいません」
老害呼ばわりされ、誰かが首に鈴を付けにくる――。そんな末路はいかにも寂しいけれど、去り際の形はあくまで人それぞれ、である。