「お姉さまの背中を追われているように見える」 佳子さまのお気持ちを象徴する「スピーチでのご発言」とは?
落胆の声も
ブラジル、アメリカに次いで日系人が多いペルーでは、皇族が折に触れて日系人を気遣われ、交流を重ねられてきた。
今回の佳子さまも最初のご訪問地リマにある日系人協会主催の式典や、日系1世である新垣カマドさん(104)と言葉を交わされる機会はあったとはいえ、一部では面会がかなわない日系人とのスレ違いが起こっていたのだ。
こうした落胆の声は、佳子さまご本人ではなく、日程を仕切る役所に向けられるべきだが、当の宮内庁報道室に尋ねると、
「歓迎式典の主催者であるクスコ市から日系人協会に招待状を送付したが、出席されていなかったようである」
と、食い違う言い分でどこか他人行儀なのだ。
秋の園遊会に影響
宮内庁関係者が明かす。
「今後は日程について、予備日を設けるなど対策が急務だとの声が内部で出ています。折も折、秋の園遊会に水を差す結果になってしまいましたので……」
11月2日に開催された秋の園遊会は、実に5年ぶりとあって、雅子妃も出席され、順調な回復ぶりを国民にアピールなさる絶好の機会だった。だが、佳子さまの機材トラブルと開催日が奇しくも重なり、皇室報道が分散して園遊会の印象が薄まってしまった感は否めない。
「佳子さまの園遊会ご出席はペルー行きと重なるため無理でしたが、SNSなどでは“国民との交流より海外訪問を優先するのか”との批判が起きた上、どのみち機材トラブルで遅れたなら“園遊会に出てからでも間に合ったのでは”という無理筋な声まで出た。いずれにせよ、国民から不信の目を向けられるリスクを宮内庁は考慮すべきで、過去には10月中旬に園遊会を行った例もある。先月は国体関連のご公務もあり調整が難しく、結果的に11月2日になりましたが、どうにかできたのではと疑問が生じます」(同)
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