【独自】TKO木本武宏を騙したホストが「12億円投資詐欺」で逮捕 共犯者の「ソフトバンク部長」が直撃取材で語っていた「苦し紛れの反論」
会社に連絡すると伝えると…
――ソフトバンクシステム受託ビジネススキームという資料を作成したのはあなたではないのか。
「そのへんもちょっとわかりませんので、ノーコメントで控えさせていただきます」
記者が丁寧にAさんの氏名を字解きまでして説明しても、「知りませんねぇ」としらばっくれる清水容疑者。だが、「では、森田さんのことは知っていますか」と聞くと、徐々に受け答えが怪しくなってきた。
「はい、あの、このへんもノーコメントにさせていただきます」
「この番号を誰から聞いたんですか。いきなり知らない人から電話をかけてこられて、内容的にもよくわからないことを聞かれて気味が悪いんですけど」
埒が明かないので会社に連絡すると通告すると、
「それは、何の権利があってやられるんですかね、それがもし本当だったら、当然、あの……、秘密保持契約も結んでいますし、そのへんが漏れたらまずい……。そもそもなぜ知っているんですかって話ですよね、はい」
最後はしどろもどろになって電話は切られた。そして翌4日、ソフトバンク広報部に取材を入れると、〈当社内に「全チャネル統一ナレッジ管理システムプロジェクト」は過去も現在も存在せず、当社がこのプロジェクトの名目で出資を募ったことも一切ありません〉とする衝撃の回答が届いたのである。
以下はその続きだ。
〈(デイリー新潮)編集部からの問い合わせを受けたその日(10/4)に、当社社員である対象者へ聞き取り調査を実施した結果、対象者が当社に存在しないプロジェクトを第三者と共謀して捏造し、投資勧誘を行ったという極めて悪質な行為が行われたことが判明しました。当社は、この聞き取り調査でこれらの事実を初めて把握したため、本日(10/5)、本件を警視庁へ通報しました。今後は、捜査に全面的に協力していきます。また、当社内においても対象者を厳正に処分する予定です〉
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