【独自】TKO木本武宏を騙したホストが「12億円投資詐欺」で逮捕 共犯者の「ソフトバンク部長」が直撃取材で語っていた「苦し紛れの反論」
直撃に「Aさんを知らない」
SignalとはLINEのようなオープンソースのメッセンジャーアプリである。LINEとの最大の違いは、メッセージが自動的に消える機能がついている点で、証拠のやり取りを残さない目的で薬物の売買などに使われることも多い。商取引において大事なのは、後々言った言わないで揉めないようにやり取りを証拠にして残すことなのに跡形なく消すというのだから、これまたおかしな話だ。
だが、完全に信じ込んでしまっていたAさんは、最終的にはこの案件に3900万円もの大金をつぎ込んでしまったのである。
「出資金は森田の口座に入金しました。しばらくの間は配当金が入ってきましたが、やがて途絶えるようになり、森田とも連絡がつかなくなってしまった」(Aさん)
デイリー新潮がAさんのこの訴えを聞いたのが昨年10月初旬で、この時点で清水・桝田両容疑者はまだソフトバンクに勤務していた。記者が清水容疑者の携帯に電話すると本人が出た。
――森田氏の投資トラブルについて取材している中、Aさんからあなたの話が出てきた。Aさんのことは知っていますよね。
「Aさん? 存じ上げないですね」
――Aさんは森田氏と一緒に昨年12月にあなたの会社を訪ね、12億円の出資話について勧誘を受けたと取材に答えている。Aさんに投資案件を勧誘した事実はないか。
「私はAさんという方を知りませんので、そのへんに関してはお答えできません」
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