「反社のLINE利用はお断りします」に6代目山口組が取った対応は?

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代わりに使うアプリは?

 6代目傘下組織の対応はどういったものだろうか?

「最中核組織の3代目弘道会はやはり動きが早く、3代目弘道会の中核を担う野内組と稲葉地一家は他に先んじてLINEの使用中止を傘下組員に呼びかけたと聞きました。LINEの代わりに“imo”というアプリを使っている組員もいるとのことです」(先の竹垣氏)

 いたちごっことまでは行かないが、使用を禁止されればそれだけ、別のアプリに使用者が逃げることは明らかだろう。

「今回は当局による方策ではありませんが、引き締め強化によって、一部の組員は地下に潜ったり、抜け道をたどったりするはずです。それはそれで当局にとって大いに脅威となることでしょう」(先の記者)

 ヤクザの肩書きでホテルに泊まったりゴルフができなかったりする状況になって久しいが、今回のLINEにとどまらず、社会全体の規制は増えていくことになりそうだ。家族や身内とも「秘匿性が高いアプリ」でしかやり取りできないとなれば相当に不便なことだろう。それでもヤクザを続ける意味はどのあたりにあるのだろうか。

デイリー新潮編集部

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