「彼に利用された」「本当にひどい人」 サントリー新浪社長の封印された「女性秘書とのトラブル」

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不可解な人事

「パワハラ」「中国ベッタリ」「ハワイ豪華コンドミニアム私物化疑惑」。「週刊新潮」はこれまで、サントリーの新浪剛史社長(64)の裏の顔を明らかにしてきたが、今回は「女性トラブル」。“本当にひどい人”“利用された”と吐露していたその女性との間に何があったのか――。

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 新浪氏が2002年にローソンの社長に就任する前後、彼の古巣である三菱商事社内では、ある人事が波紋を呼んでいた。それは、1990年に入社した女性社員、A子さんを巡るものだった。

「A子さんは当時、小島順彦副社長の秘書を務めていたのですが、突然、当時ニューヨークにあった子会社『フラーレン・インターナショナル・コーポレーション』に異動になったのです」

 そう振り返るのは、三菱商事の元社員である。

「当時、ウチの女性社員は事務職掌と一般職掌に分かれていて、事務職掌が今でいう一般職、一般職掌が総合職。彼女は事務職掌だったので、海外、それもニューヨークに転勤なんて、前例のない人事でした。商社ではない一般企業でも、事務で入った女性社員のニューヨーク転勤は異例でしょうが、ウチでも同じ。なぜこんな人事が、と社内で話題になりました」

 この元社員が“あれってどういうこと?”と同僚の一人に聞いたところ、

「新浪さんとの関係を口止めするような形で海外異動になったらしい、との解説をしていました。確かにあの人事が発表される前、新浪さんとA子さんはそういう関係らしい、といううわさが流れていたので、なるほど、と思いましたね」

“やっぱりうわさは本当だったんだ”

 別の三菱商事元社員もこう語る。

「元々新浪さんとA子さんが交際しているといううわさがあり、あの人事によって、社内では“やっぱりうわさは本当だったんだ”という受け止め方をされていました。新浪さんがローソンの社長になるにあたって、彼女を海外に行かせればマスコミがかぎつけてもたどり着けないだろう、との判断だったと聞きました」

 もちろん、当時社内に流れていたのはあくまでうわさに過ぎない。そのうわさは根も葉もないものだったのか、それとも――。

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