佳子さまのお召し物、胸元のブローチ、ご発言にみる「眞子さんへの憧れ」 「両親への当てこすりに聞こえてしまう」の声も

国内 社会

  • ブックマーク

「笑顔で手を振ってくださった」

 現在、南米・ペルーをご訪問中の秋篠宮家の次女・佳子さま(28)。現地メディアでは「ほほ笑みの王女」とたたえられる一方、そのお召し物やご発言からは姉の小室眞子さん(32)への思い入れが見て取れるのだ。

 ***

「佳子さまにあいさつできました! クスコの市役所に入られる際、遠くからですが“こんにちは”とお声をかけたら、こちらに笑顔で手を振ってくださったんです」

 とは、ペルー在住の日系2世・野内(のうち)マリナさん。マチュピチュの観光地化に尽力した初代村長にして1969年に亡くなった野内与吉氏の末娘にあたる彼女は、こう振り返る。

「4年前の眞子さんご訪問では日本大使館からクスコの日系人協会に招待状が送られてきたのですが、今回は届かなかったので何時ごろに佳子さまがお見えになるか分からず、会えるまでペルーと日本の国旗を手にしながら2時間ほど待ちました。市役所から帰られる際もお待ちしていたんですが、別のドアから出られたのかお会いできず残念でした」

 同行した日本メディアも佳子さまがマチュピチュ村の現村長と面会なさり、日系移民が観光産業の礎を作った歴史の説明を受けられたことは報じたが、当時を知る日系人たちとのご交流はかなえられていなかったわけだ。

面会できない日系人とのスレ違い

 現地の日系人社会に詳しい関係者に聞くと、

「眞子さんご訪問の際に面会したクスコの日系人協会会長らにも、今回は招待状が届きませんでした。佳子さまとの交流を楽しみにしていた日系人たちは、現地の役所に面会の申請書類を出したんですが、返事はなかったと嘆いていました」

 ブラジル、アメリカに次いで日系人が多いペルーでは、皇族が折に触れて日系人を気遣われ、交流を重ねられてきた。

 今回の佳子さまも最初のご訪問地リマにある日系人協会主催の式典や、日系1世である新垣カマドさん(104)と言葉を交わされる機会はあったとはいえ、一部では面会がかなわない日系人とのスレ違いが起こっていたのだ。

 こうした落胆の声は、佳子さまご本人ではなく、日程を仕切る宮内庁に向けられるべきだが、宮内庁に聞くと、

「歓迎式典の主催者であるクスコ市からクスコの日系人協会へ招待状を送付したものと承知しているが、当日出席されていなかったようである」(総務課報道室)

 と、言い分が異なるが、どこか他人事のようにも聞こえる。

「当てこすりに聞こえてしまう」

 今回、2度目の海外訪問にたたれる佳子さまの胸元には、姉の眞子さんから譲られたとされるブローチが輝いており注目を集めた。さる皇室ウォッチャーが指摘するには、

「件のブローチは眞子さんがペルー訪問の際に着用していたものと同じデザインでした。クスコの寺院見学でも佳子さまは眞子さんから譲り受けられたエメラルドグリーンの洋服をお召しになり、お姉さまの思いを受け継ぐ強いご意志を感じました。ここ最近の佳子さまのご様子は、ひと足先に皇室を出て民間人となったお姉さまの背中を追われているように見えるところがあるのです」

 象徴的な出来事が先月下旬に都内で開かれた「ガールズメッセ2023」であった。会場に集ったガールスカウトたちを前に、佳子さまは真剣な面持ちで、

「社会の中では、大人から子どもへ、無意識なものも含め、偏った思い込みが伝わっていることが多々あると感じます」

 と話された上で、ジェンダー平等が実現して「誰もがより幅広い選択肢を持てる社会」になることを願うと明言なさったのである。

「若い女性たちへのエールが目的だったとはいえ、佳子さまの口から発せられると、現状の皇室への問題提起、また佳子さまとの不仲が伝えられるご両親への当てこすりに聞こえてしまいます」(先の皇室ウォッチャー)

 佳子さまが姉、眞子さんの後を追い、羽ばたく日も近いのか――11月9日発売の「週刊新潮」では、ペルーご訪問で新たに露呈した宮内庁の不手際などと併せて詳報する。

週刊新潮 2023年11月16日号掲載

あなたの情報がスクープに!

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。