「普段からやくざとの付き合いをほのめかしていた」 貴乃花が知人に送った〈わたしはかたぎの血筋じゃない〉との“脅迫メール”の中身とは

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独立騒動のキーマン

 スポンサー企業をも巻き込んだ独立騒動のキーマン・藤川氏について、前出の関係者が次のように明かす。

「藤川氏は桐蔭学園から慶應大学に進学したものの、目指していたプロサッカー選手にはなれず、最近はサッカー日本代表の板倉滉選手のマネジメントを担当していると周囲に喧伝していました。ですが、本当にその仕事だけで生計を立てられていたのか。いずれにしても、母親の再婚という絶好の機会を捉えて、彼が貴乃花にまつわる権利ビジネスをかっさらおうとしているのは間違いありません」

 続けてこうも言う。

「メグは今さら貴乃花を引き留めるつもりはないものの、業務提携の契約自体は残っている。藤川氏と協議した結果、HPの画像などについては、契約が切れる来年1月末まで残すことで合意したようです」(同)

 この間、貴乃花本人からは一言も説明がないという。品格を重んじるはずの元横綱の身辺にはおよそそぐわない今回の騒動。しかし来し方を振り返れば、その人生は大切な人との“離別”に満ちている。30年前の宮沢りえ(50)との婚約解消、実母・藤田紀子(76)及び兄・若乃花(52)との絶縁、さらには5年前の相撲協会との対立の果ての引退と前妻・河野景子(58)との離婚及び息子・優一(28)との断絶に至るまで――。時に血を分けた肉親とも、関係を断ってきたのである。

「なにを考えているのか分からない人間」

 貴乃花自身は『貴乃花 我が相撲道』という本の中で、

〈私自身は何かを起こすつもりはなくても、結果として、いつの間にか何かしらの対立構図が生み出されていく――。私の行動の大半は、やむにやまれず、そうせざるを得なくなってのものでした。私は常々、志を胸に、淡々とやるべきことをやっていくのみ、その理念を最優先にして生きてきましたから、理解されなかったとしても、後悔はありません〉

 と語っているのだが、

「本当に貴乃花は、なにを考えているのか分からない人間なんですよ」

 そうあきれるのは、貴乃花とは旧知の間柄の人物(以下、知人)だ。

「忘れもしない、協会引退後の貴乃花が19年5月19日に帝国ホテルで一般社団法人貴乃花道場の設立会見を開いた、その前日の深夜のこと。なんの前触れもなく、貴乃花から“脅迫”とも受け取れる内容のSMSが、私の携帯に届いたのです」

 内容は以下のごとくだ。

〈わたしはかたぎの血筋じゃないので●●夫妻(社長夫妻)やらせてもらいます/知らぬ顔しててください/もう限界です/■■さん(知人)私カタギじゃないんです〉

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