コンプラへの配慮不要のSFラブコメ「時をかけるな、恋人たち」 ヨーロッパ企画の継続力にも拍手
ドラマ界では、恋愛が面倒臭い案件になって久しい。世代間で激しく分かれる価値観、漫画なら許される表現も実写では生々しすぎてアウト、好意と同意の壁、男女限定で描くと狭量になる、むしろ恋愛要素は不要とも言われてしまうわけで、作り手的には「あー、もう配慮がめんどくせぇ!」と思うのではないだろうか。
そんな問題を逆手にとって、というか、ある要素を加えてあまり深く考えないよう仕向けたドラマがある。
「時をかけるな、恋人たち」である。同じ時代だと齟齬(そご)と摩擦が起こるが、時空を超えていれば「あ、そうっすね」と妙に納得しちゃう。...